ローマ時代の壮大な遺産が、北アフリカ・チュニジアに静かに佇んでいるのをご存じでしょうか。
その名も「エルジェムの円形闘技場」。世界遺産に登録されているこの建物は、コロッセオにも匹敵する規模を誇り、観光客にはまだあまり知られていない隠れた名所です。
「エルジェムの円形闘技場の歴史は?」「世界最大の円形闘技場はどこですか?」という疑問を持つ方にとって、この場所は非常に興味深い答えを与えてくれることでしょう。
また、英語では“Amphitheatre of El Jem”と表記され、世界中の歴史ファンや建築好きから密かに注目を集めています。
本記事では、「エルジェムの円形闘技場 世界遺産」にまつわる情報を中心に、アクセス方法や写真映えスポット、コロッセオやギリシャの円形劇場との違いまで、さまざまな視点でその魅力を徹底解説。さらに、「円形闘技場 英語」や「円形闘技場 一覧」といった関連キーワードも押さえつつ、旅行前に知っておきたいカルタゴの考古遺跡や聖都カイラワーンとの周遊情報もご紹介します。
円形闘技場イジンデンなど他の検索ワードから辿り着いた方にも、新たな発見がある内容になっています。
これを読めば、エルジェムの円形闘技場のすべてがわかるはずです。旅の計画や知識の整理に、ぜひお役立てください。
・エルジェムの円形闘技場の歴史的背景と建築の特徴
・コロッセオや他の円形闘技場との違い
・観光の見どころやおすすめの撮影スポット
・アクセス方法や周辺の観光地との巡り方
エルジェムの円形闘技場とは?チュニジアの隠れた世界遺産
チュニジアにある「エルジェムの円形闘技場」は、観光客にあまり知られていないものの、実は世界的に価値の高い歴史遺産です。この記事ではその魅力と基礎情報をわかりやすく紹介します。

ねえアキラ、チュニジアにあるエルジェムの円形闘技場って行ったことある?

もちろんあるよ!治安も比較的落ち着いてるから、一人旅でも行きやすかったよ。あそこはね、コロッセオに匹敵する迫力なのに、まだ知られてない穴場なんだ。

そんなところがアフリカにあるなんて知らなかった…!しかもローマ時代の遺産なんだね。

そうそう。歴史と建築に興味があるなら、絶対気に入るよ。
エルジェムの円形闘技場の歴史は?
エルジェムの円形闘技場は、約1,800年前のローマ帝国時代に建てられた古代遺跡です。
建設されたのはおよそ3世紀頃。現在のチュニジアに位置するエル・ジェムは、当時「ティスドルス」という名前の都市で、ローマ帝国の属州アフリカの一部として栄えていました。
この闘技場は、約3万5千人もの観客を収容できたとされており、ローマのコロッセオに次ぐ規模を誇ります。にもかかわらず、周辺には大都市がなかったことから「なぜこれほど巨大な施設が地方都市に?」という謎もあり、歴史ファンの興味を引いてやみません。
一方で、アリーナでは剣闘士同士の戦いや、野獣と人間の戦闘などが行われていたと考えられています。当時のローマ帝国では、これらのイベントが民衆の娯楽として広く行き渡っていたのです。
なお、エルジェムの円形闘技場は長年にわたって砂に埋もれていましたが、20世紀に入ってから徐々に発掘が進み、今では内部の見学も可能となっています。その保存状態の良さもあり、1979年にユネスコ世界遺産に登録されました。
このように、単なる観光地ではなく、ローマ帝国の繁栄と文化を今に伝える貴重な遺産として位置づけられているのです。
英語表記)Amphitheatre of El Jem
登録区分)文化遺産
登録年)1979年
登録基準)(iv)
登録国)チュニジア
登録地域)アフリカ

エル・ジェムの円形闘技場を上層から見渡した風景。ローマ建築の美しさとチュニジアの澄んだ空が印象的な一枚です。
ローマ時代の建築技術が今も残る
エルジェムの円形闘技場は、ローマ時代の高度な建築技術の粋を集めた建造物です。
現代の建築と比べても驚くほど堅牢にできており、石材を組み上げる技術やアーチ構造の巧みさが今でもそのまま残っています。
まず特筆すべきは、アーチとヴォールト(かまぼこ型の天井構造)の使い方です。
ローマ建築の特徴でもあるこの構造は、重い石材を使いながらも広い空間を支えることを可能にしました。地震や長年の風化にも耐えているのは、こうした技術がしっかり施されている証拠です。
さらに、地下に造られた施設もローマ建築の進んだ一面を示しています。
観客に見えないように動物や剣闘士が控える空間があり、ステージの床からせり上がって登場するような仕掛けまであったと考えられています。現代の劇場にも似た工夫ですよね。
以下の表に、ローマ建築の特徴とその技術が今も見られるポイントをまとめました。
建築技術 | 特徴 | 現在見られる箇所 |
---|---|---|
アーチ構造 | 重さを分散し安定性を高める | 観客席への入り口、通路 |
ヴォールト構造 | 長い天井でも強度を保てる | 通路の天井、地下室部分 |
階層スタンド設計 | 多人数を収容しやすい構造 | アリーナ周囲の観覧席 |
地下構造・舞台装置 | 見せ方の演出に使われた工夫 | 闘技場中央の地下部分に痕跡が残る |
こうしたローマの建築技術が、時を超えてエルジェムに今も残っているというのは本当に驚きです。
訪れることで、昔の人々がどれだけ優れた知識と技術を持っていたかを肌で感じることができます。

この画像はAIによって生成されたものであり、実際の風景とは異なる場合があります。参考イメージとしてご覧ください。
コロッセオとの違いとは?
多くの人がエルジェムの円形闘技場を見ると、まず思い浮かべるのがローマのコロッセオです。
形や目的が似ているため比較されがちですが、実は“雰囲気”や“建築スタイル”にはっきりとした違いがあります。
まず第一に、エルジェムは装飾が控えめで、石材の質感が素朴なのが特徴です。対して、コロッセオはローマ市民の誇りとして建てられたため、外観や柱のデザインがより装飾的になっています。
また、観客席や外壁のアーチなども、コロッセオの方がより階層的で劇場感が強い印象があります。一方、エルジェムは平面的な広がりがあり、遺跡としての静けさを感じることができます。
このように、同じような用途の建物でも、建てられた都市の性格や目的によって印象はかなり異なるのです。
比較項目 | エルジェムの円形闘技場 | ローマのコロッセオ |
---|---|---|
建設年代 | 3世紀ごろ | 1世紀ごろ |
収容人数 | 約35,000人 | 約50,000〜80,000人 |
保存状態 | 非常に良好 | 部分的に損壊 |
都市の規模 | 地方都市(ティスドルス) | 首都ローマ |
現在の活用状況 | 観光地、イベント使用あり | 観光地、野外イベントなど |
さらに、エルジェムの円形闘技場は大都市ではなく地方都市に建てられた点が非常にユニークです。これだけの建築物が都市規模に見合っていないほど立派だったことが、当時の繁栄を物語っています。
このように、似て非なる2つの建築物。どちらも魅力的ですが、エルジェムのほうが「知られざる名所」としての価値が高いかもしれませんね。

この画像はAIによって生成されたものであり、実際の風景とは異なる場合があります。参考イメージとしてご覧ください。エル・ジェムとローマのコロッセオの
なぜ世界遺産に登録されたの?
エルジェムの円形闘技場が世界遺産に登録された理由は、「保存状態の良さ」と「歴史的・文化的価値」の高さにあります。
1979年、ユネスコによって正式に世界遺産として登録されました。
注目すべきは、建物の約7割がほぼ当時のまま残っているという保存状態の良さです。多くの遺跡では時間と共に崩壊が進んでしまいますが、エルジェムでは構造がしっかりしていたことに加え、大規模な都市開発が周囲になかったため、建物全体が良好な状態で保たれてきました。
また、円形闘技場が持つローマ文化の象徴性も評価のポイントです。剣闘士の戦いや、ローマ市民への娯楽提供の場として機能していたこの建物は、当時の社会構造や価値観を今に伝える「生きた資料」とも言えます。
さらに、世界遺産の登録には「普遍的価値」が求められますが、エルジェムの闘技場はまさにその条件に合致しています。歴史的背景・建築美・文化的意義がそろっている点が、登録への決め手となりました。
登録理由をまとめると以下の通りです。
登録の要因 | 内容 |
---|---|
高い保存状態 | 原型に近い状態で残っており、修復も最小限にとどまる |
ローマ文化の象徴 | 剣闘や娯楽文化を今に伝える貴重な資料 |
地方都市での建設の希少性 | 小規模都市に巨大建築物が存在すること自体が珍しい |
建築技術の高さ | アーチ構造などローマの建築技術の粋を示す |
このように、エルジェムの円形闘技場はただの古代建築ではなく、人類の文化遺産として認められるにふさわしい存在なのです。

この画像はAIによって生成されたものであり、実際の風景とは異なる場合があります。参考イメージとしてご覧ください。
世界最大の円形闘技場との比較
エルジェムの円形闘技場は巨大ですが、実は世界最大の円形闘技場ではありません。
世界最大とされているのは、イタリア・ローマにある「コロッセオ(コロセウム)」です。それでもエルジェムの闘技場は世界トップクラスの大きさを誇り、比較してみると見えてくる魅力もたくさんあります。
以下の表をご覧ください。
比較項目 | エルジェムの円形闘技場 | ローマのコロッセオ(最大規模) |
---|---|---|
収容人数 | 約35,000人 | 約50,000〜80,000人 |
建設年代 | 3世紀ごろ | 1世紀ごろ |
建設地 | 地方都市ティスドルス | 首都ローマ |
建材 | 石材中心 | コンクリート+石材 |
保存状態 | 非常に良好 | 一部損壊あり |
このように、エルジェムは規模こそコロッセオに及ばないものの、構造の完成度や保存状態ではむしろ優れていると感じられる部分も多いのが特徴です。
また、都市の規模を考えると、小さな地方都市にこの規模の施設があること自体が驚きです。
単に「大きさ」だけでなく、「なぜそこにあるのか?」という背景にこそ、エルジェムの闘技場の価値が隠れています。

古代ローマの剣闘士と建築美の対比図この画像はAIによって生成されたものであり、実際の風景とは異なる場合があります。参考イメージとしてご覧ください。
円形闘技場一覧の中でも異彩を放つ理由
世界には数多くの円形闘技場が存在しますが、エルジェムの円形闘技場はその中でも特別な存在です。
その理由は、スケールの大きさや保存状態の良さに加えて、場所の「意外性」にあります。
ローマ帝国の遺構として有名な円形闘技場は以下のようなものがあります:
名称 | 所在地 | 収容人数(推定) | 特徴 |
---|---|---|---|
コロッセオ | イタリア・ローマ | 50,000〜80,000人 | 世界最大・都市中心部 |
プラカ・デ・トロス | スペイン・ロンダ | 約5,000人 | 現代闘牛場の原型 |
ポラの円形闘技場 | クロアチア | 約23,000人 | アドリア海沿岸の美しい景観 |
エルジェムの円形闘技場 | チュニジア | 約35,000人 | 地方都市に建つ、保存状態が非常に良い |
エルジェムが異彩を放つ一番のポイントは、大都市ではない場所に突如として現れる圧倒的スケールの建築物であること。
それに加えて、観光客の数が比較的少ないため、静かにゆっくりと遺跡を楽しめるという体験価値も高いです。
言ってしまえば、エルジェムの円形闘技場は「知る人ぞ知る宝物」のような存在。派手さはないけれど、歴史や建築に興味がある人にとってはたまらない場所なのです。
このような点から、円形闘技場の中でも「異色」でありながら「本物の魅力」を持っているのがエルジェムだと言えるでしょう。
エルジェムの円形闘技場の見どころと周辺情報
現地に訪れる前にチェックしたい見どころや、周辺の観光情報も合わせて解説。旅行計画の参考にもなります。

ローマのコロッセオは有名だけど、エルジェムのほうが保存状態がいいって本当?

うん、本当に驚くほど状態が良いんだよ。しかも観光客も多くないから、静かにじっくり見学できるのもポイント。

それは魅力的!混雑が苦手な私にはぴったりかも。

ただし、夏場はめちゃくちゃ暑いから、水分補給はしっかりね!
エルジェムの円形闘技場 英語表記と発音ガイド
海外のガイドブックや地図で「エルジェムの円形闘技場」を探すとき、英語表記が分からないと少し戸惑うかもしれません。
ここでは、旅行中にも役立つように、表記や発音のポイントをやさしく紹介します。
まず、英語での表記は以下のようになります。
日本語名 | 英語表記 |
---|---|
エルジェムの円形闘技場 | Amphitheatre of El Jem |
エルジェム(町の名前) | El Jem |
「Amphitheatre(アンフィシアター)」は「円形劇場」や「円形闘技場」を意味する英語で、ローマ建築を紹介する際によく使われる単語です。
一方、「El Jem(エル・ジェム)」は、地域によって「El Djem」などと綴られることもありますが、どちらも同じ場所を指しています。
発音のポイントとしては:
-
Amphitheatre:アンフィ・シアター(アクセントは最初の「アン」に)
-
El Jem:エル・ジェム(もしくはエル・ジェンに近い音で発音されることも)
ちなみに、チュニジアではフランス語も多く使われているため、フランス語表記「Amphithéâtre d’El Jem」もよく見かけます。
このように表記や発音の違いを知っておくと、現地での案内表示や資料を読むときにも役立ちます。旅行前に知っておくと安心ですね。

この画像はAIによって生成されたものであり、実際の風景とは異なる場合があります。参考イメージとしてご覧ください。
写真映えスポットとおすすめの撮影時間帯
エルジェムの円形闘技場は、写真好きな人にとってまさに絶好の撮影スポットです。
その壮大な構造と温かみのある石材が、時間帯によってさまざまな表情を見せてくれます。
まず押さえておきたいのは、撮影に最適な時間帯です。
時間帯 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
早朝(7〜9時) | 柔らかい自然光、観光客が少ない | 静かな雰囲気で全景写真が撮れる |
午後(16〜18時) | 西日が建物に当たり、立体感が出やすい | 壁の陰影が美しく、ドラマチックな写真に |
日没直前 | ゴールデンアワーの光が幻想的に建物を照らす | ロマンチックな雰囲気の撮影ができる |
建物全体を入れた構図で撮る場合は、南側の外壁から少し離れて構えるのがポイントです。アーチ状の壁面が連なる姿を背景にすれば、まるで映画のワンシーンのような一枚になります。
また、内部からアーチ越しに空を撮影するのも人気の構図です。
特に天気の良い日は青空とのコントラストが美しく、インスタ映え間違いなしです。
注意点としては、日中の直射日光が強い時間帯は影がきつくなりすぎて写真が白飛びしやすいため、カメラの設定を少し工夫するか、午前や夕方を狙うのがベターです。
このように、エルジェムの円形闘技場は時間帯や撮影場所によって全く違う表情を見せてくれる、非常に魅力的な被写体です。旅の思い出に、ぜひお気に入りの一枚を残してみてください。

剣闘士の戦いとコロッセオの建築対比この画像はAIによって生成されたものであり、実際の風景とは異なる場合があります。参考イメージとしてご覧ください。
カルタゴの考古遺跡とセットで巡る旅
エルジェムの円形闘技場を訪れるなら、「カルタゴの考古遺跡」とセットで巡る旅がおすすめです。
どちらもチュニジアを代表する歴史スポットで、それぞれ異なる時代背景を持ちながらも、古代の壮大さを体感できるという点では共通しています。
カルタゴは、フェニキア人によって築かれた都市で、ローマ帝国に征服された後も重要な拠点として発展を続けました。
遺跡には、浴場跡や円柱、神殿跡などが点在しており、紀元前から続く古代都市の雰囲気を肌で感じることができます。
一方、エルジェムの円形闘技場はローマ支配下の3世紀ごろに建てられた施設で、ローマ文化が地方にどのように広がったかを象徴する建築です。
この2つを訪れることで、「フェニキア時代」から「ローマ時代」への変遷を1つの旅で体験することができます。
移動の目安としては、以下のようになります。
移動ルート | 所要時間(車) | 備考 |
---|---|---|
チュニス(カルタゴ)→エルジェム | 約2時間半 | 高速道路利用で比較的スムーズ |
エルジェム→カルタゴ | 約2時間半 | 午前と午後で片道ずつのプランも可能 |
歴史好きな方や遺跡をじっくり巡りたい方には、ぜひセットでの旅をおすすめします。
時間が限られている方でも、1日でどちらも見学することは可能ですので、チュニジアの文化を深く知るきっかけになるでしょう。
聖都カイラワーンとのアクセスとルート
エルジェムの円形闘技場とあわせて訪れたいのが、イスラム教の聖地とされる「カイラワーン」です。
歴史的にも宗教的にも価値の高い都市で、世界遺産にも登録されています。エルジェムと比べて雰囲気は全く異なりますが、チュニジアの多様な顔を楽しむには最適な組み合わせです。
カイラワーンには、北アフリカ最古のモスクといわれる「グランド・モスク(ウクバ・モスク)」をはじめ、美しいタイル装飾が魅力の霊廟や、迷路のような旧市街などが広がっています。
交通手段と所要時間の目安は以下の通りです。
出発地 | 到着地 | 所要時間(車) | 備考 |
---|---|---|---|
エルジェム | カイラワーン | 約1時間半 | 車・タクシーでの移動が一般的 |
カイラワーン→エルジェム | 約1時間半 | 午前と午後で往復しやすい |
また、途中にはのどかな田園風景も広がっており、ドライブ自体も楽しめます。
列車やバスも一応ありますが、本数が少なく不便なことが多いため、個人旅行の場合は車を手配するのが安心です。
このルートを取り入れることで、ローマ時代の建築遺産(エルジェム)とイスラム世界の文化遺産(カイラワーン)を一度の旅で味わうことができる贅沢な体験になります。
ギリシャの円形劇場との比較ポイント
エルジェムの円形闘技場と、ギリシャの円形劇場は似ているようで目的も構造も違います。
どちらも古代の大規模建築として知られていますが、それぞれの文化や使い方の違いがハッキリと現れています。
まず、最も大きな違いは「何のために使われていたか」です。
比較項目 | エルジェムの円形闘技場 | ギリシャの円形劇場(例:エピダウロス劇場) |
---|---|---|
目的 | 剣闘士の戦いや見世物などの娯楽 | 演劇や詩の朗読などの芸術イベント |
構造 | 完全に囲まれた円形 | 半円形で斜面に沿って客席を配置 |
建設時期 | 3世紀ごろ | 紀元前4世紀ごろ |
音響設計 | 特に重視されていない | 音の反響を計算した構造 |
エルジェムの闘技場は、観客を取り囲むような形になっており、視界全体にアリーナが広がる造りが特徴です。
これは剣闘士同士の激しい戦いをどの席からでもよく見えるように設計されているためです。
一方、ギリシャの円形劇場では、自然の斜面をうまく活用して、少ない労力で大勢の観客を収容できる仕組みが採用されていました。
また、演劇が中心だったため、音響の良さも重視されており、舞台の声が後方席まで届くような構造になっているのも特徴です。
つまり、同じ「円形」に見えても、その背景にある文化や目的はまったく違うというのが、2つを比較する際の最大のポイントと言えるでしょう。

この画像はAIによって生成されたものであり、実際の風景とは異なる場合があります。参考イメージとしてご覧ください。古代ローマの剣闘士と建築美の対比図
現地でのアクセス方法と観光のコツ
エルジェムの円形闘技場を訪れるには、事前にアクセス手段を確認しておくことがとても大切です。
都市部から少し離れた場所にあるため、移動手段によって快適さや所要時間が大きく変わってきます。
まずは、主要都市からのアクセス方法を整理しておきましょう。
出発地 | 移動手段 | 所要時間(目安) | 備考 |
---|---|---|---|
チュニス | 電車(SNCFT) | 約2.5〜3時間 | エルジェム駅から徒歩5分程度 |
スース | 車またはタクシー | 約1.5時間 | グループなら車移動が便利 |
モナスティル | 電車+乗り換え | 約2〜3時間 | 接続時間に注意が必要 |
個人での旅なら電車+徒歩が現実的で、バックパッカーにも人気のルートです。
ただし、列車は本数が限られているので、時間に余裕を持ったスケジュールを組むのがポイントです。
観光のコツとしては以下の点に注意すると快適です。
-
*の涼しい時間帯に訪れるのがおすすめ。日中は気温が高くなるため、体力的に厳しいことも。
-
チケット売り場は英語が通じにくいことがあるため、簡単なフランス語かアラビア語のフレーズを準備しておくと安心です。
-
日陰が少ないので、帽子やサングラス、水分は必須。夏場は特に熱中症対策を万全にしましょう。
また、周辺にレストランや売店があまり多くないので、軽食を持参しておくと便利です。
このように、事前にちょっとした準備をしておくだけで、現地での観光がぐっと快適になりますよ。
より詳しい現地情報は、チュニジア観光局の公式サイトも参考になります。
Tunisia Tourism Official Site(チュニジア観光局公式)
URL: https://www.discovertunisia.com/en
世界遺産検定3級・4級レベル4択問題
【問題①|エル・ジェムの円形闘技場の建築様式(4級レベル)】エル・ジェムの円形闘技場に多く使われている、ローマ建築で特徴的な構造はどれですか?
A. ドーム構造
B. アーチ構造
C. 吊り橋構造
D. 木造梁構造
解説:ローマ建築の代表的技術のひとつが「アーチ構造」。重い石材を安定して支えるため、エル・ジェムでも多く使われている。
✅【問題②|世界遺産登録の年(3級レベル)】エル・ジェムの円形闘技場が世界遺産に登録されたのは何年?
A. 1972年
B. 1985年
C. 1979年
D. 1995年
解説:1979年は、世界遺産登録の初期にあたる年で、エル・ジェムの円形闘技場はこの時に登録された文化遺産のひとつ。
【問題③|エル・ジェムの都市名の由来(4級レベル)】古代ローマ時代、エル・ジェムは何という名前の都市だった?
A. カルタゴ
B. テーベ
C. ティスドルス
D. イジンデン
解説:エル・ジェムはかつて「ティスドルス」と呼ばれ、ローマ帝国時代に栄えた都市。その名残が円形闘技場にも残っている。

実際のエル・ジェムの円形闘技場の様子。保存状態が良く、今も多くの観光客が訪れるチュニジアの世界遺産です。

今日の記事、すごく勉強になったよ。実際に行ってみたくなった!

でしょ?エルジェムは歴史好きにも、写真映え狙いにもおすすめ。

アフリカってちょっと遠いイメージだったけど、他の遺跡と組み合わせて行けるのもいいね。

うん、カルタゴやカイラワーンと一緒に巡るのが通なルートだよ。次の旅先、ここに決まりだね。
エルジェムの円形闘技場まとめ