「世界遺産っていつから始まったの?」「1978年登録って何が特別だったの?」
そんな疑問を持って検索されたあなたへ、本記事では世界遺産いつから始まったのかという制度の誕生背景から、世界遺産1978年登録の詳細までをわかりやすく解説します。
初めて登録された世界遺産12件はどこなのか、世界で最初の世界遺産は?という質問への答えや、日本の初登録はいつ?といった興味深い情報も盛りだくさん。
さらに、世界遺産の種類や数は?といった基本知識から、登録数の推移、ユネスコの役割、そしてこれからの課題まで、世界遺産の全体像がひと目で分かる記事になっています。
”今でもそうですが“、世界遺産は私たちの暮らしに意外と身近な存在です。
この機会にぜひ、「いつ始まり、どこまで広がっているのか」を一緒にたどってみましょう。
・世界遺産がいつから始まり、なぜ制度化されたのかがわかる
・世界遺産1978年登録の内容と最初の12件について理解できる
・日本の世界遺産登録のはじまりや件数の推移がわかる
・世界遺産の分類・登録数・現在の課題について整理できる
世界遺産はいつから始まった?その起源と背景とは
世界遺産条約が採択された理由とは
世界で最初の世界遺産12件とは?
最初に登録された世界遺産12件をくわしく知りたい方へ
世界で1番古い世界遺産は?
世界遺産は何年から登録が始まった?
世界遺産条約とユネスコの役割
世界遺産という言葉を耳にする機会は多いものの、「いつから」「どのような経緯で」始まったのかをご存知でしょうか?
この章では、世界遺産制度が誕生した背景やきっかけ、初期の登録状況についてわかりやすく解説していきます。
ユネスコの動きや条約成立の背景をひもときながら、世界遺産の根本的な意義に迫ります。

博士、そもそも世界遺産っていつから始まったんですか?学校で習ったような気もするんですけど…

いい質問じゃな。世界遺産制度が本格的に始まったのは1978年じゃが、その背景には1972年に採択された「世界遺産条約」があるのじゃよ。

へぇ〜!最初に登録された場所って、どこだったんですか?
ガラパゴス諸島やイエローストーン国立公園など、自然と文化のバランスを意識した12件が選ばれたんじゃ。まさに“人類の宝”じゃな。
世界遺産の始まりはいつですか?
世界遺産制度のはじまりは、1972年に採択された「世界遺産条約」からスタートします。ですが、実際に登録が始まったのは1978年のことでした。
そもそも「世界遺産」とは、国を越えて守っていくべき人類共通の宝物のようなもの。美しい自然や歴史的な建造物、文化の象徴などがその対象です。
1978年に登録された最初の世界遺産12件の中には、エクアドルの「ガラパゴス諸島」やアメリカの「イエローストーン国立公園」など、今でも人気の高い場所が含まれています。こうした登録は、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が中心となって進められてきました。
つまり、「世界遺産」は1978年に初めて登録が始まり、今に至るまで少しずつ増えてきた制度だといえます。
以下の表に、1978年に登録された初期の世界遺産の一部をまとめました。
登録年 | 世界遺産名 | 所在国 | 分類 |
---|---|---|---|
1978年 | ガラパゴス諸島 | エクアドル | 自然遺産 |
1978年 | イエローストーン国立公園 | アメリカ | 自然遺産 |
1978年 | ラリベラの岩の教会群 | エチオピア | 文化遺産 |
”こうして1978年にスタートした世界遺産制度は、今では1,000件を超える登録数にまで広がっています。“

世界遺産制度のはじまりを象徴する歴史的・自然的な名所を融合したイメージ
世界遺産条約が採択された理由とは
世界遺産条約がつくられた背景には、歴史的にも文化的にも貴重な遺産が、戦争や開発、自然災害によって失われてしまう危機があったからです。
実際、条約が採択されるきっかけとなったのは、エジプトのアブ・シンベル神殿の保存工事でした。この巨大な神殿は、ナイル川のダム建設によって水没の危機にさらされていました。
そのとき、ユネスコは世界中に呼びかけ、国境を越えて協力し合い、遺産を守るという新しい考え方を示したのです。これが多くの国に支持され、1972年に「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(通称:世界遺産条約)」が採択されました。
これをきっかけに、各国は「自国だけでなく、世界の宝を未来へ残す責任」を共有するようになります。
つまり、世界遺産条約はただの国際ルールではなく、”人類全体で地球の歴史と自然を守るための約束“だと言えるでしょう。
このような理由から、世界遺産は国の枠を超えた「地球全体の宝もの」として、守り続けられているのです。

アブ・シンベル神殿の救済が条約採択の原点となった歴史的背景をイメージ
世界で最初の世界遺産12件とは?
1978年に世界遺産登録が始まった際、最初に認定されたのはわずか12件でした。
文化遺産と自然遺産がバランスよく選ばれ、今も多くの観光客が訪れる有名地ばかりです。
以下がその一覧です。
世界遺産名 | 国名 | 種別 |
---|---|---|
ランス・オ・メドー国定史跡 | カナダ | 文化遺産 |
ナハニ国立公園 | カナダ | 自然遺産 |
ガラパゴス諸島 | エクアドル | 自然遺産 |
ゴレ島(シマ・デ・ラス・ペルラス) | セネガル | 文化遺産 |
クラクフ歴史地区 | ポーランド | 文化遺産 |
ヴィエリチカ岩塩坑 | ポーランド | 文化遺産 |
アーヘン大聖堂 | ドイツ | 文化遺産 |
ラリベラの岩の教会群 | エチオピア | 文化遺産 |
イエローストーン国立公園 | アメリカ | 自然遺産 |
メサ・ヴェルデ国立公園 | アメリカ | 文化遺産 |
キト市歴史地区 | エクアドル | 文化遺産 |
シミエン国立公園 | エチオピア | 自然遺産 |
これら12件は、“文化の価値”と“自然の美しさ”それぞれが世界的に重要であると評価され、1978年の初回登録に選ばれました。
文化遺産だけでなく自然遺産も含まれている点が特徴的であり、世界遺産制度が「地球全体の多様性を守る」という考えのもとに始まったことを示しています。
登録基準は当時よりもシンプルでしたが、「人類共通の価値を守る」という理念は今でも変わっていません。
1978年に最初に登録された世界遺産を象徴する構図。歴史と文化の多様性を描写
最初に登録された世界遺産12件をくわしく知りたい方へ
1978年に世界で初めて登録された世界遺産12件について、個別にくわしく解説した記事をご用意しています。
それぞれの遺産が持つ歴史的背景や見どころを、やさしくまとめた読みやすい記事です。
気になる場所があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
▶ 各遺産の解説はこちら:
世界遺産ガラパゴス諸島の鳥たちと生態: 人口や国別情報も徹底解説
イエローストーン国立公園の世界遺産登録理由、場所、特徴、服装ガイド
ポーランドのヴィエリチカとボフニア岩塩坑の魅力と歴史を徹底解説
カナダ世界遺産ランス・オ・メドー国定史跡の歴史とヴァイキング足跡
ナハニ国立公園の問題点と温泉地図およびオーロラツアーの行き方
ゴレ島の帰らざる扉やお母様とは?歴史や行き方に奴隷の家の謎を解説
メサ ヴェルデ国立公園は何州?世界遺産の歴史と特徴と観光スポット
ラリベラの岩窟教会群作り方と内部やクリスマス時の謎を徹底解説
南米エクアドルキトの市街世界遺産登録の理由は?歴史と見どころ解説
エチオピアシミエン国立公園の世界遺産とワリアアイベックス保護活動
世界で1番古い世界遺産は?
「世界で1番古い世界遺産」と聞くと、登録された年が早い場所のこと?それとも、歴史が一番古い建物のこと?と疑問に思う方も多いかもしれません。
ここでは、“登録時期”ではなく、「歴史が最も古い=築かれた年代が最も古い」世界遺産について紹介します。
その代表格といえるのが、イラクにある「アッシュール(Qal’at Sherqat)」です。この遺跡は紀元前3000年ごろから存在していたとされ、メソポタミア文明の中心地のひとつです。
また、以下のような古代遺産も非常に古い歴史を持っています。
世界遺産名 | 現在の国 | 推定年代 | 内容 |
---|---|---|---|
アッシュール | イラク | 紀元前3000年頃 | アッシリア帝国の都 |
ピラミッド地帯(ギザ、サッカラ) | エジプト | 紀元前2500年頃 | クフ王のピラミッドなど |
ストーンヘンジ | イギリス | 紀元前2400年頃 | 巨大な石の環状建造物 |
このように、「世界遺産の中で最も古いもの」は登録順ではなく、人類の歴史そのものに深く関わる場所として知られています。
単純な「最初に登録された遺産」とは別に、”人類の最古の記憶が眠る場所”という意味での「最古」も存在するのです。

世界でもっとも古い歴史を持つとされる世界遺産の象徴をイメージ
世界遺産は何年から登録が始まった?
世界遺産の登録が本格的に始まったのは、1978年のことです。
この年、ユネスコの審査を経て初めて12件の世界遺産が誕生しました。
少しややこしいのは、実際には1972年に「世界遺産条約」が採択されたにもかかわらず、登録が始まったのは6年後だったという点です。
では、なぜすぐに登録が始まらなかったのでしょうか?
それは、条約ができた後も、各国がそれを批准(ひじゅん=正式に認めること)しなければ制度としてスタートできなかったからです。
時間をかけて多くの国が参加する体制が整ったことで、1978年にようやく「最初の世界遺産12件」が登録されました。
次の表に、制度が動き出すまでの流れをまとめてみました。
年 | 出来事 | 補足 |
---|---|---|
1972年 | 世界遺産条約の採択 | 国際的な枠組みが成立 |
~1977年 | 各国で批准が進む | 条約に参加する国が増加 |
1978年 | 初の登録(12件) | 制度として世界遺産の運用が開始 |
このように、「世界遺産制度そのものは1972年から準備され、登録が始まったのは1978年」と理解しておくと、よりすっきりと把握できるでしょう。

1978年に世界遺産の登録が始まったことを象徴する壮大な自然遺産の情景
世界遺産条約とユネスコの役割
世界遺産制度の根幹には、「世界遺産条約」と「ユネスコ」という2つの柱があります。
どちらが欠けても、今のように世界中の遺産を守る仕組みは成り立ちません。
まず、世界遺産条約(正式名称:世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約)は、「すべての人類にとって大切な文化や自然を、国を越えて守ろう」という考え方から生まれました。
この条約を受けて、世界各国が「守るべき遺産」を推薦し、保護活動に取り組むことになったのです。
そして、その実行を支えているのがユネスコ(国連教育科学文化機関)です。
ユネスコは、登録された遺産がきちんと保護されているかを定期的にチェックしたり、危機遺産の救済に取り組んだりと、多くの役割を担っています。
中でも特に大きな役割は以下の通りです。
ユネスコの主な役割 | 内容 |
---|---|
登録の審査・承認 | 各国が推薦した遺産を評価し、登録可否を決定 |
保護状況の監視 | 登録後も保護状態を確認し、改善を促すことも |
技術的支援・資金援助 | 修復や維持管理に必要な専門知識や資金の提供 |
危機遺産リストの管理 | 破壊や消失の危険がある遺産を重点的に守る |
このように、“世界遺産条約はルールブック”、そして“ユネスコはそれを動かす司令塔”のような存在です。
世界遺産は、ただ登録されるだけでなく「守られ続けること」にこそ価値があります。
その裏には、こうした条約とユネスコの働きがしっかりと支えているのです。

ユネスコが守る世界遺産の象徴としての歴史的建築とその役割をイメージ
世界遺産1978年登録の全貌|最初の登録とその後の広がり
世界遺産 日本の一覧と現在の数
世界遺産 古い順で見る登録の歴史
世界遺産の種類と分類とは?
世界遺産の登録数とその増加傾向
世界遺産の価値と未来への課題

博士、登録って今でも増え続けてるんですか?

そのとおり。1978年には12件だったが、今では1,200件を超えている。文化・自然・複合と種類も広がっておるよ。

すごい!でも多くなると、大事にできるのか心配ですね…。

まさにそこが今の課題じゃ。登録後の保護体制や、地域との共生がますます大切になっておる。
1978年、世界遺産制度は本格的にスタートし、最初の12件が正式に登録されました。
この章では、その初期登録の内容に加えて、世界遺産がどのように広がっていったのか、登録件数の推移や登録の流れについて、わかりやすくご紹介していきます。
”はじまりの年“から現在まで、世界遺産の歩みを一緒に見ていきましょう。
世界遺産 古い順で見る登録の歴史
世界遺産は1978年から登録が始まり、年を追うごとに対象は多様化・拡大してきました。
最初は自然遺産や歴史的建造物が中心でしたが、次第に文化の広がりや産業の跡地なども含まれるようになってきました。
以下は、世界遺産の登録を「古い順(年代順)」でごく一部まとめた一覧です。
登録年 | 代表的な世界遺産 | 所在地 | 分類 |
---|---|---|---|
1978年 | ガラパゴス諸島 / アーヘン大聖堂など | エクアドル / ドイツ ほか | 自然・文化 |
1980年代 | モン・サン・ミッシェル、ペトラ遺跡 ほか | フランス / ヨルダン ほか | 文化 |
1990年代 | 法隆寺、アンコール遺跡群など | 日本 / カンボジア | 文化 |
2000年代 | 紀伊山地の霊場と参詣道、オーストラリアの湿潤熱帯地域など | 日本 / 豪州 | 自然・文化 |
2010年代以降 | 富岡製糸場、縄文遺跡群、ピカソの壁画など | 日本 / スペイン ほか | 産業・文化・複合 |
”このように、時代を追うごとに「守るべき価値の幅」が広がっている“のが世界遺産の大きな特徴です。
今では「自然」や「建物」だけでなく、文化・精神性・信仰・生活の知恵なども対象に含まれています。
そして、登録の背景にはそれぞれの国や地域の思いがあり、”世界中のストーリーが刻まれている“とも言えるでしょう。

時代を超えて受け継がれる日本の伝統と世界遺産の歴史を感じさせる構図
世界遺産の種類と分類とは?
世界遺産は大きく分けて、3つの種類に分類されます。
それぞれの特徴を知っておくと、旅行先を選ぶときや、子どもたちへの学びにも役立ちます。
種類 | 内容 | 具体例 |
---|---|---|
文化遺産 | 歴史的建造物、芸術、宗教施設など「人の営みによって生まれたもの」 | 姫路城(日本)、ピラミッド(エジプト) |
自然遺産 | 特別な生態系や景観、地形など「自然がつくり出したもの」 | 屋久島(日本)、イグアスの滝(ブラジル) |
複合遺産 | 文化と自然の両方の価値をもつ場所 | マチュ・ピチュ(ペルー)、黄山(中国) |
ここで覚えておきたいのは、「文化」「自然」「複合」は独立した区分ではあるけれど、価値が重なっている場合も多いという点です。
例えば、屋久島は自然遺産として登録されていますが、実際には島全体が信仰の対象でもあるという文化的な一面も持っています。
また、”分類ごとに登録基準も異なり、ユネスコが9〜10項目の評価軸を使って審査する“仕組みになっています。
このように世界遺産は、「人がつくったもの」と「自然が育んだもの」、そして「その両方」を分類しながら、”人類全体の財産として守られている“のです。

文化・自然・複合の3つの分類を象徴するような自然景観と地形の共演
世界遺産の登録数とその増加傾向
世界遺産は、1978年のスタートから現在までに1,000件を超える登録が進められてきました。
初回の登録数はたったの12件でしたが、今では年に20〜30件ほどが追加されるのが通例となっています。
以下は、登録数の増加傾向をざっくりとまとめた表です(目安値)。
年代 | 累計登録数(目安) | 備考 |
---|---|---|
1978年 | 12件 | 初年度・12件登録(第1回) |
1990年 | 約300件 | 年間20〜40件ペースで追加 |
2000年 | 約700件 | 複合遺産も増加傾向 |
2024年 | 約1,200件超 | 世界190か国以上が参加 |
このように登録数が伸び続けている背景には、「残したい」「守りたい」という思いを持つ国が増えたことが関係しています。
ただし、”数が増える一方で、登録されるための審査は年々厳しくなってきている“のも事実です。
過去には一部で「世界遺産が多すぎて希少性が薄れてしまうのでは?」という議論もあり、今では登録後の保護体制や地域との連携も重視されるようになっています。
このため、単に「登録数=成功」ではなく、”その後どう守っていくか“という点に、世界全体の視線が向けられ始めています。

世界遺産登録数の拡大と各国の多様な文化財を象徴する古城のイメージ
世界遺産の価値と未来への課題
世界遺産の価値は、「残された歴史や自然を守ること」にあるのはもちろんですが、”それを次の世代へどうつなぐか“という視点もとても大切です。
まず世界遺産が持つ主な価値は、次の3つに整理できます。
世界遺産の価値 | 内容 |
---|---|
教育的な価値 | 歴史や自然を知る入り口となる |
観光資源としての価値 | 地域経済を支える力がある |
文化・自然の象徴 | 人類の知恵や地球の奇跡を伝える存在 |
こうして見ると、「学び」「経済」「心の豊かさ」など、いろいろな面で私たちの暮らしに影響を与えていることがわかります。
一方で、現在の世界遺産制度にはいくつかの課題も出てきています。
-
観光客の集中による自然破壊や環境負荷
-
地元住民との価値観のずれや摩擦
-
気候変動や災害による遺産の損傷
-
登録後の管理資金・人材の不足
特に気候変動は深刻で、”海面上昇によって一部の遺産が消滅の危機にある“という事例も報告されています。
今後は、ただ登録するだけではなく、**「持続可能な保護」「地域との共生」「観光のあり方」**などを含めた広い視点が求められるようになります。
つまり、“世界遺産の未来は「守る」だけでなく「つなぐ」ための知恵と協力が必要”な時代に入ってきているのです。
このように、“世界遺産条約はルールブック”、そして“ユネスコはそれを動かす司令塔”のような存在です。
世界遺産は、ただ登録されるだけでなく「守られ続けること」にこそ価値があります。
その裏には、こうした条約とユネスコの働きがしっかりと支えているのです。
なお、世界遺産制度の仕組みや登録に関する最新情報は、ユネスコの公式ページ「ユネスコ世界遺産センター」でも確認できます。

守り続けるべき世界遺産の価値と、未来へつなぐための課題を象徴する情景
ちょっと一息|世界遺産検定の練習問題にチャレンジ!
せっかくここまで読んでいただいたので、「世界遺産検定」風の練習問題にも挑戦してみませんか?
まとめに入る前に、知識を楽しく確認しておきましょう。全問4択で気軽に答えられます。
目安レベルも記載しているので、検定対策にもおすすめです。
【第1問|レベル:3級】
世界遺産制度がスタートした1978年に登録された自然遺産は、次のうちどれ?
A. モン・サン・ミッシェル
B. ピラミッド地帯(ギザ)
C. ガラパゴス諸島
D. タージ・マハル
解説:ガラパゴス諸島は1978年に登録された最初の自然遺産のひとつで、ダーウィンの進化論でも有名な島々です。
【第2問|レベル:4級】
日本で初めて世界遺産に登録されたものは次のうちどれ?
A. 白川郷・五箇山の合掌造り集落
B. 法隆寺地域の仏教建造物
C. 富士山
D. 厳島神社
解説:1993年、日本ではじめて登録された4件のうちのひとつ。現存する世界最古の木造建築が含まれます。
【第3問|レベル:2級】
世界遺産条約の採択を促した出来事として正しいものはどれ?
A. ベルリンの壁崩壊
B. アブ・シンベル神殿の移設
C. ナスカの地上絵の発見
D. ノートルダム大聖堂の火災
解説:ナイル川のダム建設によって水没の危機にあった神殿を国際協力で救ったことが、世界遺産条約採択のきっかけとなりました。

この記事を読んで、世界遺産ってただの観光名所じゃないんだなって思いました!

そうじゃろう。守り伝えることこそが、世界遺産の真の意味じゃ。旅行会社を目指すユウには、ぜひこの視点を大切にしてほしいのう。

はい!“未来につなぐ旅”を案内できるガイドになりたいです!